アトピー診察に病院へ行けば、
必ずと言っていいほど渡される”ステロイド”
今までは「ステロイドで痒み症状が治るのを待つ!」と言われてきまいたが、昨今”ステロイド”の体内副作用や、アトピーの悪化が声高に言われ”脱ステロイド”が注目されています。
そしてアトピー治療の一環として、ステロイドの代わりに酵素風呂や漢方薬治療をされる方も少なくありません。
私は酵素風呂でスタッフとして働いていますので、酵素風呂が”乾燥肌”にはどれだけいいかその効果を知っています。
アトピーの悪化の原因として保湿不足が挙げられているため、酵素風呂の効能がアトピー改善に効果的であると言われているのも頷けますし、実際お客様からも「改善された!元気になった!」と言う感想をいただくことも何度もあります。
そんな中で、
正直にお話ししますと「途中で酵素風呂での治療を断念され、ステロイドの治療に戻った方」も見てきました。
一体何がその違いを分けたのでしょうか?
今回は、”酵素風呂”と”ステロイド”
その両者を取り上げて、一体どちらがいいのか??
についてお話ししたいと思います。
あなただったらどうするか??
ぜひそう思って読んでいただければと思います。
民間療法?薬?《メリット・デメリット》効果をまとめました!
ステロイドと酵素風呂について情報を整理します。
まず、それぞれにメリットとデメリットがありますので比較してみました。
《ステロイド》
ステロイドは強力な炎症作用を抑える働きがある。
一方で炎症を抑えるだけなので、アトピー症状自体を改善する働きはない。
■メリット
- かゆみを抑えるのに即効性がある。
- かゆみを簡単に抑えることができるので、精神的なストレスを軽減できる。
■デメリット
- 依存性があるため、一度使うとなかなかやめにくい。
- 副作用(糖代謝や、タンパク質代謝の異常)により病気を発病する場合がある。
《酵素風呂》
身体を内臓まで温める温熱療法。
効果が現れるまで個人差がかなりあるが、デトックス効果が高い。
■メリット
- 血流改善、代謝アップにより、アトピー以外の体質改善効果もあり。
- 皮膚修復効果も高いので、アトピーが改善されれば跡が残りにくい。
- アトピーの毒素をデントックスすることで根本改善につながる。
■デメリット
- 即効性はない(効果に個人差がある)
- 温まることでアトピーの一時的にかゆみがます。
- 好転反応により、一時的にアトピーが悪化した状態になりやすい。
で、結局は本当にアトピー効果があるのってどっちなの?
メリット、デメリットを比べて見ていただくとそれぞれ一長一短。
「”薬”は良くないから!!」と言っても、かゆみを我慢し続けるほど辛いことはありません。
逆に自分の楽なように…!と言ってステロイドに頼ってばかりだと、副作用に悩まされたり、使い続けることで効果が効きづらくなり、どんどん強いステロイドに変える、、、なんてことも。
「”民間療法”は根拠も証拠も乏しいから効かない!」と言うのも、一概には言えません。事実、酵素風呂を含む”民間療法”で完治された方もおられます。
ですが、やはり効果や体感できるまでに個人差が大きくあるのも実情です。
では一体どちらを取り入れていけばいいのでしょうか?
これはあくまで私個人の見解のですが、酵素風呂に限らず、
上手に効果を取り入れている方は、それぞれの特性をうまく使っているなぁ〜と感じます。
たとえばアトピーの場合、
酵素風呂で普段はデトックス!
酵素風呂で温まると一時的にかゆみが増しますので、部分的に冷やすなどをしてかゆみを抑えます。
デトックスの過程の好転反応で、一時的にアトピーが悪化した状態になり耐えられない!となる前に、ステロイドの即効効果で、かゆみを抑えて精神的なストレス抑えます。
酵素風呂やステロイド以外にも、
自分がより快適になるように自分の身体に合いそうな方法を取り入れて、バランスを取っています。
たくさんの治療法などの情報が溢れ、
どれも賛成をする人もいれば、否定をする人もいる中で、全てに反応をしてしまうとキリがありません。
誰から話を聞くか?もとても大切にされています。
自分にピッタリの治し方を、自分の体感で判断していきます。
自分にピッタリの治し方は、自分にしか感じることができないからです。
そして自分の適しているかどうかを知るには、
普段から自分の体をよく観察しておくことが大切です。
「治そう!」と強く思いすぎると、
初めから「治る」か「治らないか」の2択でしかでしか、つい判断することができなくなります。
せっかく小さな変化の兆しがあっても
「治ってないから…」
「…変化したかわからない」
など、見えなくなってしまうのです。
はじめて「自転車を乗るとき」を思い返しても、
多くの人が、いきなり自転車に乗れるようになったわけではなく、
最初は必ず、少しづつバランスを取りながら、
自分が自転車を乗りやすい、ちょうどいいところを身体で感じて調整していくことをします。
それと同じように、
アトピーの症状も、まず「自分の身体」の小さな変化に気づき、調整し、上手に付き合っていくと、いつの間にか本来の自分に戻っていくのです。
ピッタリの治し方を、
今一度自分に問いかけてみるのも、大切なのかもしれませんね!
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