酵素風呂にたずさわっていると、
- 酵素風呂って身体にいいって聞くけど…やっぱり好転反応ってあるの?
- アトピーなので好転反応がでると痒くて辛くて心配なのですが…。
なんてお客様の声をよくうかがいます。
一見「好転反応」と聞くと、身体が元気になって、効果が出てきた証拠!とイメージするんですけど・・・
やっぱり「どんな反応がでちゃうの!?」と気になりますよね?
- お肌がもっちりツヤツヤになったり、
- お通じがスッキリ出るようになった!
というような「好転してる!」と、わかりやすい効果なら大歓迎なのですが・・・
特にアトピーの方であれば反応が出やすいので、アレルギー反応の炎症が酷くなって、かゆみが増しちゃったり…反応が激しいこともあります。
とくに初めて酵素風呂にきた人は、「好転反応」か?それとも症状が「悪化」しちゃったのか?・・・判断がつきにくく困りものです。
お店のスタッフに聞いても「好転反応ですから大丈夫!」の一言で済んでしまうときもあるようなので、不安になってしまいますよね。
そこで今回は、「酵素風呂とアトピーの方の好転反応」について、対処の方法も含めて詳しくお伝えしていきます!
酵素風呂に入ると好転反応ってでるの?
結論から言うと、酵素風呂に入ると好転反応はでます。
ただし、誰でも好転反応がでるわけではありません。
そして、酵素浴を続けているうちに好転反応が出はじめた人もいます。
そもそも「好転反応」はその字のごとく、身体が「好転」に向かうための「反応」なのです。
酵素風呂に入ったときの、好転反応の現れ方も・・・人によって本当にイロイロあります!
わかりやすく、
- 肌がワントーン明るくなって、美肌になった。
- 体温が36.5度以上になった。
- お通じがよくなった。
といった、明らかに「好転」に向かっている反応ならいいのですが・・・
- 小さなプツプツが少し出る方。
- 血流がよくなったことで手足の色がまだらになる方。
- 打ったところや、古傷が痛む方
- 鼻水や涙が出る方
といった、明らかに「悪化」じゃない?と思うものまで、好転反応だったりします。
好転反応は、以下の4つの反応に分けることができるのが特徴です。
- 弛緩反応
- 過敏反応
- 排泄反応
- 回復反応
コチラの記事に、各反応について詳しくまとめました。
各反応を簡単に説明すると…
① 弛緩反応
身体の緊張がほぐれて起こる反応で、眠くなったり怠いといった倦怠感があります。
② 過敏反応
今まで動かなかった部分がうこき出すことで起こる反応です。発汗や痛み、腫れをともないます。
③ 排泄反応
デトックスのために起こる反応で、吹き出物や湿疹、かゆみなどがあります。アトピーの痒みがヒドくなるのも、この排泄反応の一部です。
④ 回復反応
頭痛や吐き気、動悸や腹痛、発熱といった…激しい反応が起こります。身体の代謝がアップして元気に生まれ変わるために起こる作用です。
アトピーの人が起こる好転反応の症状!酵素浴での注意点とは?
アトピーの方だと、「炎症が酷くなってかゆみがでる」と言うのが・・・反応として多いですね。
かゆみの度合いもマチマチで、
- アトピーの症状がどれだけあるか?
- ステロイドなどの薬は使用しているか?
- どれくらいの期間使用していたか?
にもよって変わってきます。
かゆみが酷い場合は、掻きむしってしまって、皮膚を傷つけたりしてしまう・・・なんてこともあるんです。。。
…ここまで聞いてると、、
- …ちょっと、それ怖っ。。
- …悪化じゃなくて本当に好転してるの?
なんて・・・不安に思いますが、これは酵素風呂によって血流がよくなり、かゆみの元となる「ヒスタミン」が神経を刺激することが多くの原因です。
「ヒスタミン」はもともと血液に乗って運ばれる物質ですから、血流がよくなることでどんどん「ヒスタミン」が運ばれてしまうんですね。
どうしても痒みが酷いときは、、、あえて「冷やして」血流の流れを悪くしヒスタミンの働きを悪くし、痒みを抑える対処が大切です。
好転反応も「美肌」や「基礎体温が上がった」というようなモノならいいのですが…
やっぱりアトピーの方のように「炎症がひどくなった」というような好転反応の出方があると、継続することに戸惑ってしまいます。。
実際、炎症の酷さに耐えかねて「アトピーが悪化してしまった!」と酵素風呂を断念してしまう方もいらっしゃいます。
…でも、正直なところ。。
諦めてしまうなんて、ほんと勿体無いです!!
実は「好転反応」を見極めて「正しい対処をする」ことで・・・上手に酵素風呂を活用し、元気な体を取り戻すことができます!
重度のアトピー肌でいつも血だらけ、肌もステロイドで黒ずんでしまっていた方も、酵素風呂を上手に活かして、今はピチピチ美肌を手に入れたんですよ♪
酵素風呂は温浴効果だけでなく、本来は「美肌効果」が期待できるお風呂です。
その特性を活かさずに断念してしまうのはとっても勿体無いですよ!
ぜひ正しい活用法を知ってチャレンジしてくださいね。
アトピーでも安心!好転反応見極めて上手に酵素風呂を活用!
【好転反応を見極める!】とお話ししましたが・・・そもそも好転反応って一体なんなんでしょうか?
冒頭でも触れましたが、好転反応についてにもう少し詳しく見ていきましょう。
そもそも好転反応って何だろう?
好転反応を、薬のような副作用と同じように考える人もいますが・・・まったくの別物です。
好転反応は、「還元反応」とも呼ばれていて、
- 体の細胞が活性化することを還元。
- 病気のように、体内の毒素で細胞が弱るのを酸化。
という言葉からきています。
体の細胞を活性化するために、体内の毒素、参加した老廃物をどんどん外に出していくことが大切なのですが・・・その間、一時的に病気のような症状が現れたりもするんですね。
この症状は「痛みや痒み」といった不快なものだけでなく、気分も憂鬱になったりもするのです。(女性の生理も、一種のこれと同じことが言えます)
漢方の世界でも「好転反応=瞑眩(めんげん)現象」と呼ばれ、「好転するための、一時的な調整反応」のこととしています。
そう。
好転反応は、身体の中の「老(い)廃(てる)物」を排出するさいに、「一時的に起こる」調整のための反応。
身体の中にあったものを出すには、一度「表面に体内のモノを出す」必要があります。
そのときに、病的な症状が、心と体に起こる場合があるのです。
なぜなら、調整のために必要だから。
ここで最初の「好転反応を見極める」ために大切ポイントになるのが、
- 起こっている「反応」が「老廃物を排出しているとき」の反応なのか?
- それとも「毒素を取り込んでいる(=酸化)」ときの反応なのか?
ということです。
もし、「老廃物を排出している」ときの反応なら、それは好転反応です。
逆に、「毒素を取り込んでいる」ときの反応なら、それは悪化の反応でしょう。
そんな風に比べて見ると、「酵素風呂」は、身体を芯から温め細胞を活性化し、汗でたくさんの老廃物を出す、お手伝いをしていると思いませんか?
薬の副作用は、どちらかというと身体に本来不要なモノを取り入れていることで引き起こされているケースも少なくないので・・・好転反応とは根本が異なるんです。
もちろん、好転反応によるカユミや痛みが原因で・・・ストレスを抱えてしまうなんて元もこもありません。
それでも好転反応と上手に付き合うことで、きっと本来の身体に戻っていくでしょう♪
好転反応の見極め方としては…
「出ている症状や反応自体に注目する」とうよりも、「酵素風呂の衛生面・品質」をチェックするように気をつけてみてください。
というのも、酵素風呂の中にも衛生チェック・品質管理がずさんなお店も…中にはあるからです。
入浴した酵素の状態が…
- 酵素風呂の温度が妙に低かったり
- 鼻にツンとくるような刺激臭がする
といった場合には、酵素風呂自体に問題があるでしょう。
もし管理体制に問題がある酵素風呂で入浴し、アトピー症状が悪化してしまった場合…それは好転反応ではなく、文字通り悪化の症状かもしれません。
すぐにかかりつけの医師に相談するのが大切です。
また、「酵素風呂の原料(おがくず・米ぬか・薬草など…)」自体が、身体に合わずアトピーを引き起こしてしまっている、という場合もあります。
酵素風呂を選ぶ際には、「酵素の原料」がアトピーに反応しない原料であるかも、入浴前に確認が必要ですよ!
もし入浴していて「原料が身体に合ってないかも…?」と感じたら、一度病院でアトピーチェックをしてもらうこともオススメします!